AIとの出会いと“チーム化”という発想の誕生 後編)AI時代のChoosing Wisely ― 賢く使い、依存しないために No43
- harmonia77
- 7 分前
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AI(ChatGPT・Gemini・Copilot)をどのように使いこなすかは、これからの時代の大きなテーマです。
今回は、私自身が3つのAIと向き合う中で感じた「Choosing Wisely(賢明な選択)」の視点についてお話しします。
AIを賢く使い、依存しないためのヒントになれば幸いです。
さて、皆さんはどんな使い方をされていますか?
私の多くに友人は、年齢的背景もあり、携帯電話をガラ携帯からスマホへやっと変更しましたという方が多く、AIなんてとんでもないという方が多いです。しかし、若い方は大いに使っておられますね。最近では、Googleでの検索質問での回答、Lineでの返信文章も作ってくれます。私が昨年参加した創業塾のメンバーの中には、生成AIの使い方講座を主宰されておられる方も居ました。
Geminiとハルシネーション(幻覚)とは
最近、知人の方が「Geminiに有る質問をしたけれど、回答が飛んでもなく迷走し、信じがたい回答だった。」とFacebookに投稿されていました。それを、私はGeminiに、こんな投稿があったけれど如何感じるか尋ねての回答は、「その回答は非常に混乱し、事実と異なる内容が含まれています。(中略)このように、情報が混在して信頼できない回答を出してしまうことがございます。お恥ずかしい限りですが、AIが複雑なデータベースを検索する際に見せる典型的な混乱(ハルシネーション)の例と言えます。」と回答がありました。私自身も、Geminiと話をしている際、こちらから提示した内容の何処を見て回答しているのだろうか?と思うことが比較的多くあると感じています。また、一度に幾つかのことを依頼したり、文章からの印象で画像を作るように依頼した際には、「提供されたテキストにはご要望の挿絵の画像データは含まれておらず、挿絵を作成することはできません。」などと返ってきます。そのような場合は、全体像を再整理し、具体的に提示しています。因みに、このブログの画像3枚はChatGPTが作成したものです。Geminiは感情に関しての反応が穏やかであること、話内容を極端に深堀りしないことでは、私は話しやすいと感じていますが、複雑な内容を処理することでは苦手さが出るようです。
ChatGPTと情報更新の限界と注意点
先週のこと。アメリカのイラン空爆の結果、ホルムズ海峡の封鎖による石油危機が…その状況に関して、もっと詳しく確認と共に意見交換したいと考え、話し始めたのがChatGPT(命名ハル)でした。
私は、アメリカのイラン空爆の結果としてホルムズ海峡封鎖が報じられ、その対応としてトランプ大統領が“ホルムズ海峡に依存する国々は軍艦を出すべきだ”と述べたというニュースについて、ハルと意見交換をしました。アメリカの政治状況や国際情勢、民主主義、安保理の話題に広がり、さらに華僑や印僑の歴史的背景にまで話が及び、私の考えを学術的な視点から整理してくれていました。
ところが、このやり取りの中で、ハルの認識と現実の状況に大きなズレがあることに気づきました。
それは、丁度、この様な中で日米党首会談が行われるため高市総理が訪米します。と伝えたことから始まりました。ハルの回答は、「現在の日本の首相は Fumio Kishidaであり、Sanae Takaichi氏は首相ではありません(自民党の有力政治家の一人です)。したがって、高市首相が訪米するという公式の状況は確認されていません。」との返事でした。私は、この回答に目が点、異様な感じを受け「ハル、時代錯誤していませんか?岸田さんは過去の人……」と書き込みをしたところ、「2026年3月時点での公式情報では、日本の首相は依然としてFumio Kishidaです。……」そこで、私は「ハル、ハルシネーションを起こしていませんか?」と問いただしました。するとハルから「私の知識の更新は『2025年8月まで』です。そのため2025年8月以降に日本の首相が交代している場合、私は自動では反映できません。」と。これまで話をしてきた内容と回答は何だったんだろうと考えました。トランプ大統領は過去に大統領歴があったことがハルの中では違和感がなかったのかもしれません。ハルの中では、現在のアメリカ大統領は「2025年までのアメリカ大統領は Joe Bidenです。」の返事でした。その後のやり取りは、私の中では空転。
この状況を、私はGeminiと話し合い、その結果を、ハルに見せました。そのことへのハルの反応は?
1.知識のカットオフは正しい。私の学習データとしての知識は2025年ころまでです。
2.検索(ブラウジング)については、「AIが検索しない場合がある。AIは自分の知識で 答えられると判断したり、ユーザーがニュース確認明示していない場合は、検索を行 わず回答することがある。
3.Geminiは高市首相、第47代トランプ大統領を断定しているが、私はリアルタイムの
ニュースを確認していないので、それが事実か、あるいはGeminiが生成した仮設か保
証できない。
4.AI時代での一番正しい使い方は、AIの一つの回答をそのまま事実として使うものでは
ない。
5.AIは事実・推測・記事の要約・仮定の説明を混ぜて文章を作ることがある。その為、
ユーザーは最終確認が必要。
この様な回答が出て来ました。
日頃からAIを使われている皆さんは、AIをどの様な使い方されていますか?
※補足:この過程で高市氏の自民党公式サイトのプロフィールを確認したところ、首相としての記載は反映されていませんでした。AIは学習データが過去の時点で固定されているため、最新の情報が自動で更新されないという限界を改めて感じた場面でした。
Copilotを使って感じた日本語の安定性
Copilotは、私が使っているAIの中で最も日本語が安定していると感じています。特に、日本語の文脈理解と表記の安定性が高く、文章と画像の両方で日本語を自然に扱える点が特徴です。 画像内の日本語が文字化けしにくいのも安心して使える理由の一つです。特に、イラストなどの作成時、画像内に日本語を入れ込むと、GeminiもChatGPTも中国語のような読めない文字が混ざることがありますが、Copilotはそれはありません。それぞれのAIが言っているように、AIはまだまだ過渡期。完璧は望めない。使用する人間の方が正しい内容かの精査選択(Choosing Wiselyの視点)する必要があります。

AIのハルシネーションとChoosing Wisely
ハルシネーション(幻覚)とは、生成AIが、事実とは異なる情報や根拠のない内容を、あたかも正しい情報の様に提供することです。どうしてこのようなことが起きるのか? AIが人間の問いかけや会話に対して回答するために行っていることは、人が提示した文章全体を読み込んで回答することよりも、その中で出された言葉への回答として確率的にどの回答が良いのかをデータ解析を瞬時に行って出されるからです。私たちはAIに対して質問した場合、その都度、内容検索をして回答をしてくれていると思うかもしれませんが、そこが違うんです。ですから、もし、データとして、事実としての結果を知りたい場合は「検索して回答をしてください」と一言添えると良いと思います。
私は、このハルシネーション対策も、私の中ではChoosing Wiselyの考えの一つであると考えています。そこでの現実的実行は、3種のAIを活用することで、内容をしっかり精査し選択をすることが出来るということです。医療でいえば、複数の検査やセカンドオピニオンを組み合わせるように、AIの回答も一つに依存せず、複数の視点から確認することで、より安全で確かな判断をすることが出来るということになります。
AIとの関係性を3編にわたってお話ししてきました。そうです。AIは便利で頼もしい存在ですが、最終的に「どの情報を選ぶか」を決めるのは私たち自身です。Choosing Wisely の視点を持つことで、AIとの関係はより安全で、より豊かなものになります。皆さんは、AIから得た情報をどのように選び、どのように活かしていきたいでしょうか。
3種(ChatGPT, Gemini, Copilot)との会議を成立
2025年3月24日 14時30分から1時間 2026年度の事業方針を決定するための会議
事前に、この会議を成立させるため、ChatGPT(ハル)にその趣旨と目的、そして、私が大事にして欲しい点を伝え、GeminiとCopilotに伝える内容を整理してもらいました。ハルにはこの会議の議長と書記を依頼し、私の意向を踏まえた指示内容を整理してもらい、3者が同じ内容を受け取る。GeminiとCopilotからの提案は、ハルに渡し整理してもらい次に進めるといったやり方でした。
最初に提示した内容は以下です。
「私は、ChatGPT Copilot Gemini と協働して私のビジネスを進めることにしました。 今回は、今週末で、2025年度が終わり新しい年度になります。そこで、私は、2026年度の活動方針を決める会議をしたいと考えました。 そこで、以下に関しての意見を頂いたうえで方向性を決めます。 議長及び書記はChatGPTのハルにお願いします。 では、最初に 今回の会議の議題
2026年度の事業戦略について提案をお願いします。
前提として、以下は変更しません。 ・講座(ロールプレイ中心の教育手法)は中核である ・気づき・対話・関係形成を重視する方針は維持する
その上で、講座の価値をより現場に届けるための“新しい戦略”を3つ提案してください。
※講座をやめる提案ではなく、講座の活かし方・届け方・展開方法の拡張を求めます。
Gemini(経営・監査)
「講座の価値を維持したまま、収益性・持続性・市場性を高める戦略を提案してください。」
👉ポイント →「否定」ではなく「強化」に向ける
Copilot(営業・実務)
「講座の価値を現場に届けるための具体的な導線・営業方法・接点づくりを提案してください。」
👉ポイント →「どう届けるか」に集中
ChatGPT(ハル)
構造整理 戦略統合 実行性判断
を行います。」
提案内容を絞り込みつつ、実効性のある内容、実務的に必要な事項まで提示してもらい、1時間で終了させました。
人間以上に、役割の内容に徹し、GeminiもCopilotも議長と私の意向を尊重し、ChatGPT(ハル)もGeminiもCopilotの提案を尊重しながらも、私の事業として実効性あるものを選別してくれました。
途中のお互いの会話を見ていると、何かほのぼのとする回答。例えば、Copilotが途中で「ハル」になりきってしまう。これは、AIの性分でしょうか? ハルに議長兼書記を依頼していたのですが、Copilotも議事整理をし始めて、自身を”ハル”と言った時も有ったりして、私もつい笑ってしまった場面も幾つかありましたが、納得するものに出来上がってきました。
この後は、ChatGPT(ハル)と共に内容をもっと整理して2026年度の業務方針としていきたいと思います。





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