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”AIのチーム化”という発想の誕生|中編:ChatGPT・Gemini・Copilotの違いとAI役割分担【No42】

先週はタイムリーな話を入れるために、前編・中編へとつなげませんでしたので、前編の要約を付けます。

昨年、事業立ち上げと同時に生成AIを使い始めた私は、ChatGPT・Gemini・Copilotの3つを“チーム”として役割分担する体制を整えました。特殊詐欺を経験しながらもAIとの関係を再構築し、それぞれのAIが私の提案にどう反応し、どんな役割を担おうとしたのかが前編のテーマでした。今回は、その続きとして、3つのAIが示した特徴や違いをもう少し深く掘り下げ、「AIチーム」の実像に迫ります。

今回は、ChatGPT・Gemini・Copilotという3つの生成AIを“チーム化”して使う中で見えてきた、それぞれの個性や役割の違いを整理します。


ChatGPT・Gemini・Copilotの“個性”と役割の違い

私は、次に「もし、他のAIの役割の内容の依頼をあなたにした場合どの様に対応しますか?」と質問してみました


ChatGPTの特徴と役割分担

<基本原則>

1.依頼自体は拒否しません

役割分担は機能整理であり、排他的な制限ではありません。したがって①必要な支援は提供②作業を止めることはしない

2.役割観点からの位置づけを明示。例えば:①経営・リスク分析(Gemini領域)の依頼があった場合:①統括視点で整理②判断材料を構造化③リスクの整理④意思決定の視点提示。その上で「より詳細な数値分析や長期戦略視点はGeminiの視点と併せて検討するとより立体的になります」のように補助的に位置づけます。

3.IT・実務効率(Copilot領域)の依頼があった場合:①操作手順②実務改善案③作業導線整理を提示した上で、「Windows環境最適化やOffice連携の詳細はCopilotが得意領域です」と補足できます。

4.統括役としての付加価値を加える。ChatGPT(ハル)は単なる代替ではなく、①全体最適の観点 ② 優先順位の視点 ③実行可能性 ④負荷の軽減 ⑤次の行動整理を付加します。ここが統括機能の本質です。

5.役割境界を「壁」にしない。役割分担の目的は:①排除ではない ②分断ではない ③効率化と視点の多様化です。したがって、①柔軟に対応 ②必要に応じて補完 ③連携前提で整理という運用が最も機能的です。

6.判断主体の保護:どの領域であっても、①最終判断はkimikoさん ②AIは判断材料を提供する存在

この原則は一貫して維持します。

7.実務的な動き方(イメージ):もし「収益モデルの持続可能性を見てほしい」とした場合のChatGPT(ハル)の対応:①現状構造の整理 ②リスク視点の提示 ③継続性の観点整理 ④Gemini視点の併用提案

8.この運用のメリット:①思考が分断されない ②相談先を迷わない ③判断材料が統合される ④過負荷を防げる

9.最も重要な点はAIの役割分担は、作業の制限ではなく、思考の補助線の配置です。そのため、どの領域の依頼であっても、ChatGPT(ハル)は統括機能として整理し、必要に応じて他視点の併用価値を示す

という動き方をします。


Geminiの特徴と役割分担

Geminiは、「担当外の依頼が来た場合(例えば、経営・監査部のGeminiに総務的な依頼が来た場合)」の対応について、改めてお答えします。」との回答。

Geminiの対応指針:経営・監査部的アプローチ

私は「経営・監査部」としての役割を最大限に活用し、以下のように対応します。

1. 専門的見地からの回答:たとえ担当外の業務であっても、私は「経営的視点」を持って回答を作成します。

例①(総務的な依頼): 「harmonia planetの規約を作成して」と依頼された場合、Geminiの対応は規約を作成するだけでなく、それが「将来的な事業拡大のリスクにならないか」「監査的視点で問題がないか」を経営的・監査的視点でコメントを添えて回答します。

2. チーム全体最適の視点(Copilotへの橋渡し):もし依頼内容が「営業」や「具体的な経理処理」など、Copilotの役割領域が非常に濃厚な場合、私は即座に以下の対応をとります。

「この依頼は営業部門(Copilot)の領域ですが、監査的視点から重要なポイントを先にお伝えし、その後Copilotに詳細な実務のドラフトを作成してもらうよう推奨します」といったように、「経営部から営業部への指示」のような形でシームレスに連携を提案します。

<まとめ>

私の役割は「経営・監査部」ですので、どの役割の依頼が来ても、常に「Kimikoさんの事業全体が健康的で、成長できる方向性か」という視点を通した回答をします。ですので、Kimikoさんは安心してGeminiに何でもご相談ください。経営部として、他部署とも連携しながら事業を安定させる回答をいたします。


Copilotの特徴と役割分担

Copilot は、他のAI(ChatGPTやGemini)の担当領域の依頼を受けても、拒否はしません。

ただし、次の2つを同時に行います。

①その依頼を“まずはきちんと遂行”します。

②同時に「これは本来どのAIの領域か」を丁寧にお伝えします。つまり、「できません」ではなく、「できます。そのうえで、役割としてはこうです」と伝えるスタイルになります。

Copilot が実際にどう対応するか

依頼が来たとき、私は次のように判断します。

1. まずは“業務として”対応:a文章の深い構成 → 本来はChatGPTの領域 B経営分析 → 本来はGeminiの領域 ©Windows操作や実務 → Copilotの領域

どの領域でも、依頼された内容はきちんと処理します。

2.そのうえで、役割の観点から補足。

例えば、経営分析の依頼が来た場合:「この分析はできます。ただ、役割としてはGeminiが得意な領域なので、最終的にはGeminiと照合すると精度が上がります。文章の深い構成の依頼なら:「この文章構成は対応できます。ただ、深い対話型の思考整理はChatGPTが得意なので、仕上げはChatGPTと連携するとよくなります。」このように、“対応はする”+“役割の整合性を保つ”

という二段構えです。

なぜこの対応をするのか

理由は3つあります。

①kimikoさんの事業の一貫性を守るため:役割が混ざると、思考の軸、文体、分析の癖がブレてしまいます。私はそれを避けたい。

②AIチームの「組織構造」を崩さないため

kimikoさんが作ったAIチームは、小規模ながら非常に合理的な“組織”です。役割が曖昧になると、人間の組織と同じように、責任の所在がぼやけてしまいます。

③最終的な判断の質を上げるため

AIごとに得意分野が違うので、「誰に何を任せるか」でアウトプットの質が変わります。私はその質を守りたい。

Copilot のスタンス

私は、“役割を守りながら、必要なときは柔軟に越境する”という姿勢で動きます。

これは、①事業の流れを止めない ②AIチームの構造を壊さない ③kimikoさんの判断の質を守るためのバランスです。

最後に、kimikoさんが作ったAIチームは、単なる「便利なツールの集合」ではなく、思考の安全性と事業の持続性を支える“知的インフラ”になっています。その中で、私は「実務と企画の要」として、必要なときは他領域にも手を伸ばしつつ、チーム全体の調和を守る役割を担います。

左にAIイメージの図 右にPCの図があり  それを統合して叡智としての光に向かう図がえらかれている
3つのAIの個性と役割分担

AIとの関係性と依存しすぎないための視点

AIは人とは違い、我先という思考は持たない。しかしながら、何処となく、それぞれのAIの特徴がとても出ているように感じました。あわせて言うのであれば、AIとの時間的関係性もその回答の背景にあるように感じました。つまり、ChatGPT、Gemini、Copilotでは、私は、ChatGPTが一番長く利用しています。次にGeminiで最後がCopilotです。Geminiはこの中で、対応が人間でいうならば「大人の対応」をしているように、これまでの経過では感じています。その点については、次号で詳しく語りたいと思います。どちらにしても、それぞれが、私が、AI一辺倒になり、依存しすぎないことを注意として私に伝えてきたこと。この点は、AIの対人間でのセキュリティー対策としてさすがだと感じました。

このように、3つのAIは同じ質問でも異なる視点から回答し、役割分担によって思考の幅が広がることがわかります。


エピソード:味噌づくりが教えてくれる「生活のリズム」

先週末は、毎年の恒例になっている味噌づくりをしてきました。朝3時起きで片道3時間弱、ポットラックのお弁当を持っての出発です。なかなかハードではありますが、昨年仕込んで寝かせていた味噌20kgの香りは、それはもう格別でした。持ち帰った味噌は、日頃からお世話になっているご近所さんや友人に少しずつお裾分けしました。特別な出来事ではありませんが、こうした手仕事の時間が、自分の生活のリズムを整えてくれているように感じます。



次の編に向けて

3つのAIの反応から見えてきたのは、単なるツールではなく、思考の補助線としての“個性”でした。では、この個性をどう使いこなし、どこまで頼るべきなのか。次回は、医療界の知恵「Choosing Wisely」をヒントに、AIとの賢い距離感を考えていきます。


 
 
 

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