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4月からの道路交通法改定  【前編】乗り物での事故と葛藤   No47

前回のブログでは「医療基本法(未法律)」に関連し「患者の権利」について触れました。

今回は、私たちの生活に関連する制度について触れたいと思います。


4月は新年度ということも有り、制度が変更になるものも多くあります。 特に今年度からの変更は、自転車の青切符制度を含む道路交通法の改定です。


皆さんは、これまでの人生の中で、事故を起こしたり、巻き込まれたりしたことがありますか?

私も、半世紀以上、いいえ、人生の4分の3(75年)を迎えるまで数年の年齢ですから、交通事故に関連した経験をいくつかしました。

そこで、経験をお話しさせて頂く中で安全についても考えてみたいと思います。


人生最初の交通事故は、自転車事故です

ちょうど、私が二十歳の頃(1970年代)、私は看護学校での実習の為、毎朝自転車で通っていました。

学校の寮は郊外にありましたので、自転車で約20分の距離でしょうか。

朝、時間通り、車道の左側を順調に走行していました。車が2台すれ違うのがギリギリの道路。後ろから来た車に場所を譲ろうとして自転車を少し左に寄せようとした時です。


自転車の前輪がガソリンスタンドの前の細い溝にはまり込み転倒。そして、私の顔面がぶつかったのが、ガソリンスタンドに置いてあった、縦横60~80㎝ありそうな岩でした。


外見からは、出血はしていないし、意識もあり、立てたので誰も声を掛けてくれることはなく、そのまま実習場に行きました。その日の実習場は手術室でした。(学生たちはそのセクションの婦長さんを厳しいと恐れていました。)到着して、すぐに、婦長さんに報告。口腔外科を受診しました。前歯が3本折れていました。


それ以来、私の歯はガタガタ。ですから、この時の状況は今でも目に浮かびますし、この事故以降、私は、自転車に乗ることができなくなりました。

住宅街の道路で倒れた自転車と、近くに座り込む女性の様子
自転車事故は、ほんの一瞬の判断や環境の違いで起こります

さて、この4月からの自転車走行に関する道路交通法が改定されました

  • 対象年齢: 16歳以上。

  • 対象行為: 信号無視、一時不停止、ながらスマホなど、多くの違反行為が対象になります。

  • 注意点: 違反して反則金を支払えば刑事罰(前科)は免れますが、拒否したり重大な事故を起こしたりした場合は「赤切符(刑事手続き)」の対象になります。

主な違反と反則金(例) 

金額は、原付バイクなどの基準に近い設定になっています。※制度の詳細は今後の運用で変わる可能性があります。

違反行為

反則金の目安

内容の詳細

携帯電話使用(ながらスマホ)

12,000円

画面を見たり、手に持って通話したりする行為。

信号無視

6,000円

自転車用信号や歩行者用信号に従わない場合も含む。

一時不停止

5,000円

「止まれ」の標識がある場所で足をついて止まらない。

遮断踏切立ち入り

7,000円

踏切が鳴っている最中や遮断機が降りている時の進入。

無灯火

5,000円

夜間の無点灯走行。

通行区分違反

6,000円

歩道を猛スピードで走る、右側通行(逆走)など。

傘差し・イヤホン運転

5,000円

都道府県の規則により禁止されている危険な運転。

この制度の改定に伴って、自動車の自転車保護義務の強化として、追い越す際に十分な間隔(1m〜1.5m)を空けるか、徐行する義務が課せられました。先日のニュースでは、走行遵守のために渋滞にもなっているとか。

また、生活道路の法定速度引き下げ、センターラインのない道などの法定速度が30km/hに(2026年9月より順次)なるそうです。


日本のように、自転車専用道路がない中での規則変更は、自転車利用者にも自動車利用者にも混乱があるようです。


しかし、私の若き日の事故は、自転車を追い越すときの規則があり、それが防げていれば、現在も障害が残ることはなかったのかもしれません。


東名高速道路での事故

最近のニュースより「3月20日午前2時20分頃、下り線の 野登(ののぼり) トンネル出口付近で起きた。運転手の大型トラックに追突された乗用車と、玉突きで追突された別の乗用車が前方の大型トレーラーとの間に挟まれて炎上。乗っていた子ども3人を含む計6人が死亡した。」

この事故の原因は、トラック運転手がスマートフォンを見ながらの運転であったこと。渋滞の為、時速50㎞の表示のところを時速82㎞で走行しており、気が付いてからブレーキをかけても防げなかったということでした。一家4名を含め、6名の尊い命が亡くなった痛ましい事故でした。


実は、私自身も東名高速道路で事故に遭ったことがあります。

その当時(1990年代)、私は、父が亡くなり、母の為に毎週末、車で実家に行っていました。片道約2時間半の距離です。


自宅に向かって走行していたある日。追い越し車線を走行していた時でした。左側から追い越し車線に入ろうとした車に衝突させられそうになり、咄嗟にハンドルを右に切り、その直後、中央の防護柵を避けるため左にハンドルを切り、その結果、私の車は180°スピンをしてしまいました。幸運にも、横転することもなく、後続車も無かったため大事故になることなく、態勢を整え、走行し始めました。


しばらくすると、側道に、私の車にぶつかりそうになった車が停まっていました。そこで、私も、側道に車を停め、その運転手と話を始めた直後、パトカーがやってきました。


警察官より、「何があったのか?」「側道に停車はしないように!」などの注意がありました。そして、最後には、私に対して、「あなたが、中央の防護柵を破損させた場合は、あなたが弁償しなければいけない」と言われました。


私は、まだ、自分が死んでいたかもしれないと言った恐怖の残存と闘っていましたから、その警察官の言葉に驚きと共に憤りを感じました。ですから、私は、その警察官に対して「私が死んでいたら良かったということですね!」と、言い返していました。

私のその反応に、その警察官は驚かれて、「いいえ、そういう意味では…」と言われ、相手側の方と話し、私の車で一部破損の箇所に関して弁償しますとのことで、そのやり取りは終了しました。その時、感じたのは、その警察官はこちらの思いに全く寄り添うことがなく、違反切符のことだけを考えていたのではないかと思うのです。



道路法では、高速道路や自動車専用道路での駐停車禁止とあり、罰則の対象になりますが、故障や事故、危険回避のための一時停止や警察官等の命令での停車は認められています。

車は「走る凶器」とも言われることがあります。でも、車自体ではなく、運転手の注意で避けられることは多くあります。そして、もし、その被害に遭った方へ配慮を頂ければと思います。


私は、こうした場面に触れるたびに、「接遇とは何か」を改めて考えさせられます。事故という出来事だけでなく、その後に向けられる言葉もまた、その人の尊厳に関わります。SNS上での誹謗中傷は、傷ついている人にさらに負担をかける行為であり、私が大切にしたい関わりとは反するものです。


そして、現在の車ドライブレコーダーは自動保険会社と繋がったものを付けています。


日本には、昔から、「お互い様」や「因果応報」と言う言葉もありますが、私は、やはり「人に優しく 情報に厳しく」と「支え支え合い」を大事にしたい。


次回のブログでは、道路交通法について、歩行者の視点から、私自身の体験(救急搬送された事故も含めて)を交えながらお話ししていきます。

 
 
 

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