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教育体制構築を製造業モデルで見える化する──人が育つ仕組みのプロセス No62

教育体制構築を製造業モデルで検証する──人が育つ仕組みのプロセス

harmonia planetの事業を始めて、1年が過ぎました。

まだまだ、十分な収益を得るところまでは至っていません。私が始めた事業は、動き出すまでに2~3年はかかるだろうと、ある程度覚悟しています。

その間にも、各種の準備を進めていますので、ほぼ毎日がデスクワークです。

これまでに作成した講座のスライドや関連資料も、社会情勢の変化に合わせて何度も作り直してきました。また、医療・福祉だけでなく、さまざまな対象に対応できるよう内容を整えてきました。

今回は、教育体制構築を製造業モデルで検証したプロセスについてお話しします。

取り組んだのは、医療・看護以外の業種にも適用できるのかを確認することでした。

そこで、製造業をモデルに、一つひとつプロセスをたどりながら、実際に成果物を作成してみました。


まずは、仕事を「棚卸し」する

最初に行うのは、とても簡単な一日の流れを書き出すことです。

出社してから退社するまで、どのような仕事をしているのか。

そこからさらに、臨時業務、緊急時や災害時などの例外的な業務、週間・月間・年間の仕事まで拾い上げ、「誰が、どの仕事を担っているのか」を確認していきます。

私は、ここまでの作業を**「棚卸し」**と呼んでいます。


仕事に必要なKSAを整理する

次に、それぞれの業務に必要となるものを、

  • Knowledge:知識

  • Skill:技術

  • Attitude:態度・姿勢

のKSAに分類し、KSA表として整理します。


KSAから「成長の見取り図」をつくる

KSA分類表をもとに、キャリアパス表の土台を作成します。

この段階では、これまで私が作成してきた各種資料や、作成用に整えたAIプロンプトを利用して、生成AIにも土台づくりを手伝ってもらいます。

ただし、AIが作ったものをそのまま使用するわけではありません。

一つひとつの表現や必要性について、私自身が確認し、ときには複数のAIとも議論しながら整理します。

その後、依頼先の経営者や現場管理者の方々に提示し、現場の実情と照らし合わせながらブラッシュアップして、最終的なキャリアパス表を作り上げます。


私が考えるキャリアパスは、いわば「成長の見取り図」です。

たとえば、

「新人」「スタッフ」「指導者」「リーダー」「主任」

と段階を設定し、それぞれの段階で求められる、

「役割」「目標」「知識・行為」「判断力」「人間関係」「教育方法」

などを整理していきます。


キャリアパスを評価につなげる

次に、そのキャリアパスを基準として評価表を作成します。

評価表には、単に「できる・できない」だけではなく、何を見て評価するのかという評価の視点も整理します。


そして、RARAへ

次に作成するのが、私独自の視点で整理したRARA表です。


キャリアパスから派生して必要となる決め事を業務分掌として整理し、それぞれについて、

責任者、立案・審査・決定/承認・報告先、会議体、関係先、規程などを一覧化します。

これを整理することで、


「すでに職場にあるもの」「不足しているもの」「担当が曖昧なもの」「長く更新されていないもの」

などが見えてきます。


つまり、人材育成の仕組みをつくる過程そのものが、組織の課題を見つける作業にもなります。


今回、これら一連の流れを動画にまとめ、harmonia planetのホームページに掲載しました。

医療・看護の現場で長く教育に携わる中から形にしてきた仕組みですが、今回、製造業をモデルとして実際に成果物を作成することで、業種が変わっても、人が育つプロセスの本質は大きく変わらないことを改めて確認することができました。


ご興味がありましたら、ぜひ動画をご覧ください。

そして、

「ここは分かりにくい」「こんな視点も必要ではないか」

など、ご意見をいただけましたら、今後の改善にもつなげていきたいと思います。

人材育成の仕組みを6段階で示した図。棚卸しから始まり、KSA分類、キャリアパス、評価表作成、RARA作成を経て、組織課題発見へつながる流れを表している。
教育体制構築支援の全体像―棚卸しから組織課題発見までの6ステップ

 
 
 

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